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いろどり+(プラス) ~健やかに美しく、彩りのある未来をあなたに。

最新号 vol.40 フォト紀行 佐賀

今回の旅は、「豊かな自然に恵まれた佐賀で日常を彩る芸術品を愛でる」がテーマ。フォト紀行で訪れた有田、伊万里、そして唐津ではやきものを学び、景勝地では佐賀の人々の心にいつも自然があることを肌で感じました。
まちそのものが、やきものの博物館

佐賀県、福岡県の北西部に広がる玄界灘。17世紀後半、その西南部にある伊万里湾の港から、日本が誇るやきものがヨーロッパへと輸出されていました。それが有田焼です。伊万里港から輸出されていたため、当時は「伊万里」と呼ばれていました。現在は、有田で作られたものが「有田焼」、伊万里で作られたものが「伊万里焼」です。この2つはどちらも磁器。有田、伊万里は日本の磁器の発祥の地なのです。これに対して唐津焼は陶器で、海に面した地の利もあって各地に運ばれ広く普及しました。そんな「やきもののふるさと」を巡ってみました。

◇伊万里鍋島焼

伊万里焼の中でも、献上や贈答のための高級品が、伊万里鍋島焼です。延宝3年(1675)に鍋島藩御用窯が、現在の伊万里市大川内山地区に移されたことから、伊万里鍋島焼の歴史が始まりました。その種類はいくつかあり、代表的なものとして、色鍋島、鍋島染付、鍋島青磁が挙げられ、どれも落ち着きのある色合いながらも、気品漂う印象です。

◆青山窯(川副青山 かわぞえせいざん)
青山窯(川副青山 かわぞえせいざん)

伊万里市大川内山地区は狭い谷間に屏風岩が並ぶ山水画のような景色が広がり、「秘窯(ひよう)の里」と呼ばれています。鍋島藩窯坂沿いには約30の窯元が軒を連ね、その坂の途中に、「青山窯」と書かれた古い煙突が立っています。明治16年(1883)創業の「川副青山」です。

青山窯(川副青山 かわぞえせいざん)

煙突のある場所は昭和40年代前半まで使われていた工場で、その横に漆喰の白壁と瓦屋根のコントラストが美しい建物があります。こちらが、ギャラリーへの入り口です。

青山窯(川副青山 かわぞえせいざん)

ここでは、かつて鍋島藩直営の窯で作られていた伊万里鍋島焼が引き継がれています。藍や赤で輪郭を描いてからその内側を赤、黄、緑の3色で上絵付けを施す色鍋島、藍で絵を付けた鍋島染付、青磁釉をかけた鍋島青磁の三つに大別され、美術品・装飾品や高級食器のほか、日常でも使いやすい食器の販売もありました。

青山窯(川副青山 かわぞえせいざん)

煙突のある元工場では、昔の文様を研究し、伊万里焼のテイストを残しながら今の暮らしに合うデザインのセカンドラインを販売。掘り出し物が見つかるかもしれません。

伊万里鍋島焼窯元 青山窯(川副青山)
<住所>伊万里市大川内町乙1832
<TEL>0955-23-2366
<営業時間>9:30~17:00
<定休日>無休
<アクセス>JR筑肥線「上伊万里」駅から車で約8分

◇有田焼

有田町とその周辺地域で製造されるのが有田焼です。その種類は多く、透明の釉をかけて焼成した白磁、藍色の顔料で絵付けをした染付、赤・黄・緑・紫・金・銀などの顔料で絵付けをした色絵、鉄分を含む釉をかけて青緑色に発色させた青磁などがあります。

◆柿右衛門窯
柿右衛門窯

豊臣秀吉の朝鮮出兵で現地から連れてこられた陶工が有田で白磁鉱を発見し、日本初の磁器が焼かれました。それから30年後の正保3年(1646)、赤、緑、黄などの絵具で文様を描く赤絵付けに成功したのが、酒井田柿右衛門です。駅から少し離れた閑静なエリアに、柿右衛門窯はありました。

柿右衛門窯

江戸時代、鎖国中にもかかわらず大量の有田の磁器がヨーロッパへと運ばれ、18世紀になるとヨーロッパ各地の窯で柿右衛門の赤絵を真似た磁器が焼かれたそうです。写真は、日本で作られた柿右衛門様式磁器の皿に、中央の紋章部分だけドイツ・マイセン窯で加飾(絵付け)されたもの。歴史の一遍を、この皿に見ることができました。

柿右衛門窯

古陶磁参考館では、代々の柿右衛門が生み出した作品や、歴史に残る製品が展示されています。

柿右衛門窯

これは、先代の十四代柿右衛門が手がけた九州の人気列車「ななつ星」の車両に備えられた洗面鉢の第一号です。ななつ星だから、七角形。先代の粋を感じました。

柿右衛門窯

木の温もりが伝わる展示場では、製品を手にとり、じっくりと選ぶことができます。柿右衛門作品の特徴の一つ、柔らかい乳白色の濁手素地には気品が漂い、見ているだけで気分が高揚してきました。

柿右衛門
<住所>西松浦郡有田町南山丁352
<TEL>0955-43-2267
<営業時間>9:00~17:00
<定休日>年末年始
<アクセス>松浦鉄道西九州線「三代橋」駅から徒歩15分




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