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ビューティー&ヘルスケア特集Vol.17 自律神経をととのえよう!~“なんとなく不調”の正体は?~ビューティー&ヘルスケア特集Vol.17 自律神経をととのえよう!~“なんとなく不調”の正体は?~

“なんとなく不調”はありませんか?

熱もないし痛みがあるわけでもない。病院に行くほどではないけれど、なんとなくカラダの調子がすぐれない…。そんな多くの人が感じている“なんとなく不調”について、アンケートを行いました。

その結果、一番多かったのは20代から70代以上までに回答者が広がった「疲労感が抜けない…」で、45%という圧倒的多数となりました。そのかたわらで「理由なく不安で憂鬱…」という精神的な不調を感じている人も24%と少なくありませんでした。不調を感じるときというのは、身体的なものに限らず精神的な要素もあるようです。

そこで今回は、自覚しづらく数値にも表しづらい「自律神経」に注目し“なんとなく不調”の正体に迫ってみましょう。

“なんとなく不調”はありませんか?本音をリサーチ「みんなでChoice」2018年11月実施(回答人数:149名) “なんとなく不調”はありませんか?本音をリサーチ「みんなでChoice」2018年11月実施(回答人数:149名)

「自律神経」って何?

自律神経とは、脳にある視床下部(ししょうかぶ)から、脊髄などを通り全身に張り巡らされている神経です。あらゆる器官と関係がある神経システムで、呼吸や消化、発汗など、私たちが意識しなくても働いているさまざまな機能をコントロールし、カラダを維持してくれる素晴らしいシステムです。しかし、名前の通り、自律しているのでなかなか自分が思ったようには動いてくれません。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、交感神経は活動時に働き、副交感神経は休息時に働きます。例えば、心臓で交感神経が優位に働くと心拍数が増加しアクティブになり、副交感神経が優位に働くと心拍数が少なくなりリラックスします。この2つの神経がバランスよく働くことで、私たちの心とカラダが健やかに保たれています。

自律神経が乱れるとどうなるの?

あらゆる器官に関係している自律神経がバランスを崩すと、さまざまな症状が出ます。傾向としては交感神経が優位になりすぎた時に不調を感じる人がより多いです。心拍数が上がり動悸(どうき)を感じたり、胃腸の活動が低下し吐き気を感じたり、手汗やワキ汗が止まらなかったり、血管が収縮して血圧も上昇します。

めまいや頭痛、全身倦怠感、朝起きられないなどを訴える患者さんも多く、内科や耳鼻科、脳神経外科などで検査をしても「異常なし」と診断され、困ってクリニックに来る人も少なくありません。特定の原因が見当たらず不調が続くと「自律神経失調症」と診断されるケースはよくあります。病名がわかることも必要ですが、大事なのは不調をなくすこと。そのためには、不調の要因を注意深く探っていく必要があります。

あらゆる器官に関係している自律神経がバランスを崩すと、さまざまな症状が出ます。傾向としては交感神経が優位になりすぎた時に不調を感じる人がより多いです。心拍数が上がり動悸(どうき)を感じたり、胃腸の活動が低下し吐き気を感じたり、手汗やワキ汗が止まらなかったり、血管が収縮して血圧も上昇します。

めまいや頭痛、全身倦怠感、朝起きられないなどを訴える患者さんも多く、内科や耳鼻科、脳神経外科などで検査をしても「異常なし」と診断され、困ってクリニックに来る人も少なくありません。特定の原因が見当たらず不調が続くと「自律神経失調症」と診断されるケースはよくあります。病名がわかることも必要ですが、大事なのは不調をなくすこと。そのためには、不調の要因を注意深く探っていく必要があります。

原因はさまざまなストレス

自律神経は外部環境に左右されやすく、最大の原因はストレスです。ストレスは仕事や人間関係といった精神的なものだけではありません。近年増えているストレスについてみていきましょう。

気圧や気温の変化で起こる「気象病」

気圧や気温の変化もカラダにとってはストレスです。雨が降る前や台風の時などに、めまいや頭痛、肩こり、気持ちが不安定になるといった症状が出る人が近年増え「気象病」と呼ばれています。また、気象病と自律神経失調症の両方の症状をもつ人が増えています。
気圧の変化が耳の中にある内耳(ないじ)から脳へ伝わると、視床下部にある自律神経が反応しバランスを崩し、不調が生じてしまうのです。

また、気象病とは異なりますが、会社が引っ越してオフィスが高層階になったことで体調を崩す人もいます。これも気圧の変化によるストレスが原因だと考えられます。

このほか、寒暖差もストレスになります。体温を一定に保つためには自律神経が働き、汗をかいて熱を逃がしたり、末梢の血流を低下させて放熱を防いだりしています。7度以上の寒暖差になると、エネルギーも消耗し自律神経のバランスも崩れやすくなります。

「姿勢の悪さ」も自律神経を乱す一因

姿勢の悪さも深刻なストレスです。クリニックに来る患者さんの多くが姿勢に問題があります。自律神経は脳から脊髄を通って全身へ信号を送り出すため、姿勢が悪く背骨が歪んでいると、自律神経が乱れる原因になります。長時間のスマホ作業やパソコン仕事などが多い現代人は姿勢が崩れやすいので要注意です。

「姿勢の悪さ」も自律神経を乱す一因

姿勢の悪さも深刻なストレスです。クリニックに来る患者さんの多くが姿勢に問題があります。自律神経は脳から脊髄を通って全身へ信号を送り出すため、姿勢が悪く背骨が歪んでいると、自律神経が乱れる原因になります。長時間のスマホ作業やパソコン仕事などが多い現代人は姿勢が崩れやすいので要注意です。

“なんとなく不調”を遠ざけよう

クリニックに通う自律神経失調症の患者さんの7割は女性で、気象病では8割に上ります。40代以降の女性は更年期とも重なるため、原因不明の不調に悩まされることが多いようです。

まずは自分の不調がどんな時に出やすいかを観察して、ストレスのもとを知ることが第一歩。取り除けるストレスのもとは取り除きましょう。そして、姿勢を正すことやストレッチでカラダをほぐすことを習慣にしてみてください。それだけでも不調は和らぎます。

気象病の場合、天候変化から逃れることは難しいですが、事前に情報をキャッチして無理のない予定を組んだり、神経が過敏に反応しないようリラックスを促したりして備えましょう。

また、最近は脳と腸が自律神経に深く関係している「脳腸相関(のうちょうそうかん)」も注目されています。発酵食品やヨーグルト、ストレスを軽減してくれるGABA(ギャバ)などを摂ることもおすすめです。
色々試していい変化を感じたら、それがその人にあったメンテナンス方法です。もちろん薬などもありますので、辛い時には1人で我慢せず気軽に医師に相談してみてください。

久手堅 司 医師

久手堅 司 医師

せたがや内科・神経内科クリニック(二子玉川)院長。日本神経学会神経内科専門医、日本頭痛学会頭痛専門医。東邦大学付属医療センター大森病院、横浜市東部病院を経て現職。内科・神経内科・小児科のほか、自律神経失調症外来、頭痛外来、肩こり・首こり外来、気象病外来、寒暖差疲労外来などの特殊外来を開設。

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